無力


ときどき、自分の無力さを痛感させられるときがある。

やはり、自分には誰も助けられない。
そんなことはわかっているが、やはりとてつもなく寂しい。
自分の少ない人生経験の中から、何かを訴えることなどできないのだ。

ただ一つ言えることは、私が尊敬している人は、自分で自分の道を選ぶことができる人だ。
誰に何を言われても、自分を貫き通す人だ。

私は一度すごいと思った人は、なかなか嫌いにはなれない。
だって、自分が尊敬した人だから。

何が良くて、何が間違っているのかなど、どうでも良い。

ただ、私がその人を好きかどうか、
それだけだ。

だから、私は無駄だとわかっていても、その人を繋ぎ止めようとするのかもしれない。
嫌われても良い。忘れられても良い。

私が忘れさえしなければ。