hopefully

気がつかないふりを
もうずっと続けていた
否定されたあの日のことは
傷跡さえ残っていないのに

何故か胸が痛む

孤独でもかまわないと
もうずっと思っていた
押しつぶされたあの心は
欠片さえ残っていないのに

何故か涙があふれる

汚れてしまっていること
もうずっと知っていたのに
青く澄んだあの空の果て
海との境界線には
何故かあいまいな光

私にさえ届く光