午前零時
生きてなお、地獄に居る。
それはまるで、蜘蛛の糸のよう。
縺れるように、絡まるように。
無数に張り巡らされ、切る術を持たない。
混沌の闇の中で、魂が、君の名を呼ぶ。
いつまでも、叫び続ける。
足掻く蝶のように。
もがく蜻蛉のように。
嘲笑う蜘蛛を、横目に映したままで。