桜
君は薄紅色の花に手を伸ばす
空の色は汚れなき青色
立ち止まる僕の目に映る
夢の足跡を
君が救い上げて色をつけた
君は薄紅色の花に手を伸ばす
雲の端がふたりを包んで
悲しみと切なさを消せば
夢の彩りを
僕はそこに確かに感じる
桜の花の咲く頃にきっとまた逢える
ふと見上げれば一面の
空に咲く花